2015年09月 - 外科医神経症闘症記(手の震え、あがり症、書痙) 克服の体験記

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対人関係の苦手を克服 手術時の主治医から患者さんへの説明

手術を受ける患者さん(オペ患)には主治医が説明をしなくてはいけません。

手術前の患者さんへの説明とコミュニケーション能力向上

それもどうにも嫌で苦手なものだった。

外科医は腕一本で患者さんの命を救うだけしていればいいわけではなく、その前後がとても重要で、私にとってはすごく負担だった。

が、仕事というものは、やりたいことだけできるわけではなく、やりたくない分野でこそ、仕事への評価が決まってしまうものなのかもしれない。

苦手を苦手のまま、自分を変える努力を怠ると、必ずしっぺ返しが来るのだと思う。



患者さん本人だけならいいにしても、家族が同伴するのが一般的で、その中での説明はやりたくなかったものです。

どんな手術をするのか、万が一どういう危険性があるのか、成功しないケースの可能性提示、そもそも本当に手術に同意するのか、麻酔から目覚めた時の錯乱状態のことまで、説明をしっかりしなくてはいけません。

それをしないと医療訴訟問題の火種となるわけで、避けて通れないだけに嫌々やっていたものだった。





そして患者さんやそのご家族に同意書への署名を書いてもらいます。

私の書痙がひどくなっていた時は、人様のサインを見るのもゾッとして嫌でたまらなかったし、説明から何から、心からやりたくない気持ちでいっぱいだった(当時はいつもこんな感じで悩んでいた)

しかし、文字を書くという行為、軽いものを持つという行為は、絶対に避けて通れない。

そこで書痙や手の震えの悩みを持ってしまうと、逃げ場がないということだから、毎日心が病んでいくのも無理は無い。

ずっと不安に苦しめられることになる。



さて、今は苦手意識はなくなり、逆に患者さんやご家族の不安いっぱいな心を解きほぐしたり、笑顔を引き出すような話し方ができるようになった。

よく成長できたと思う。

あの抜群に明るい自由自在な会話術の持ち主、岩波先生から会話や人間関係構築のエッセンスを教えてもらったり、盗んだものが、どれだけ私の人生を実りあるものにしてくれたかわからない。

昔はつまらない事務的な説明しかできていなかったのだろう。

苦手だと思っていることでも変われるものだ。

苦手を苦手としているだけでは、人生の可動範囲が狭まるだけなので、積極的に主体的に克服できるものからやっていくといいと思います。

できないことができるようになることほど、成長を実感できることはない。




余裕が無い時は、気の利いたことなんて言えないし、うまく話せません。

体が固い時は、精一杯いいことを言おうとしても、脳が思考停止して出てこない。

人間関係もぎこちなくなるし、会話も弾まない。

せいぜい事務的な対応しかできなくなり、人の心はつかめないし、離れていってしまう。




しかし、柔らかくなると、手の震えが出にくくなるのはもちろん、発想も気の利いた言葉もすべてが自然とスーッと出てくる

説明時でも、心配な患者さんや家族が一番投げかけてもらいたい言葉をパッと把握し、一番いい言葉を発することができる。

その一言があるかないかで、医師と患者さんの信頼関係がなくなるか、強固なものになるのか分かれてしまう

ちょっとしたことだけれど、とても大きいと思います。

医師というだけで『先生』と呼ばれプライドを保っているけれど、人間関係を成立させることが下手で、人望がない医師は多いと思う。

人望がないことを感じたくないから、よけいにプライドで身を固めて、孤独になっていく。

昔はそれで医師として成立できていたかもしれないが、もう今はそんな時代じゃない。

コミュニケーションスキルがない者は、どんな職業でも、やっていけないだろうし、生きづらい事この上ないと思う。



しかし、コミュニケーションスキルを身に着けたら、ちょっとした言葉の投げかけだけで、相手はその人の印象をガラッと変えることもわかっていった。

小さなことだけに、その人の本質がわかってしまうというか、人間関係、医師と患者さんの関係は奥が深い。

その機微がわかってきてからは、説明時も診察時もとても楽になりました。

弱点や苦手分野から逃げていたらダメだ。

逃げていたらもっと苦手になる。

生きづらいことこの上なくなった時、変わろうと思っても、脳は固まり、手遅れになってしまう前に、スキルを身につけるべきだと私は思います。

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BlackJackプロフィール

blackjack7777

Author:blackjack7777
外科医の私が緊張性の手の震え・書痙・自律神経失調症・あがり症・強迫観念と心身症・不安神経症、不眠症に陥ったときの記録と神経症から脱出するためのヒントがのっています。


もともと過緊張から手が震えることから始まり、書痙や自律神経失調症の悪化、さらにストレスがストレスを呼び心身症や不安神経症、不眠症とボロボロになってしまいました。
自力で必死に助かろうともがくほど、人は簡単に際限なく症状が悪化していくものです。


私を救ってくれたかけがえのない先生に最大限感謝の気持ちを捧げます。あなただけでした、私を手の震えや書痙などの神経症から解放してくれたのは。
私自身も頑張れたと思います。頑張れたのはやっぱり先生の力でしたが。


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